どうも、みとま しんです。
少し前に、セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレスⓇ・カード(以下セゾンゴールドアメックスカード)のインビテーションが届きました。
見てみると「実質年会費0円」の文字が。
私はこう思いました。
ゴールドカードが年会費実質無料は魅力。
でも自分に合わないカードを作っても仕方がないよね。
どんな人に向いたカードなんだろう?
そこで、このインビテーションでカードを作ると幸せになれるのはどんな人か考えてみました。
結論はこちら。
【セゾンゴールドアメックスカードの年会費実質無料インビテーション】
入会メリットが大きい人
前提:JALの飛行機で、旅行や出張をする
- コスパ良く旅行系の特典を享受したい人
- 日頃の決済でJALマイルを効率よく貯めたい人
なぜこのような結論に至ったのか、これからお伝えしていこうと思います。
私と同じようにこのインビテーションが届いて迷うあなたに、一つの判断材料を提供できればと思います。
セゾン投信の顧客向け?特別な入会特典
私の元に届いたインビテーションは、セゾン投信の顧客向けのものだと思われます。
宛名面にはセゾン投信のロゴと、セゾン顧客本位の相談室の広告が載っていました。
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このインビテーション経由でセゾンゴールドアメックスカードを作ると特典があります。
それはカード年会費(税込11,000円)が「実質」無料になるというもの。
「実質」という言葉が付くのは、年会費無料の条件が非常に緩いからです。
これで本来年間11,000円支払って享受するメリットを、無料で得られる。
お得に感じます。
セゾンゴールドアメックスカードの特徴
お得とは言え、このカードが本当に必要か吟味する必要があります。
まずこのカードの主な特徴を見ていきましょう。
セゾンゴールドアメックスカードの主な特徴 (2022.7.18時点)
年会費 | インビテーション経由で入会 ⇒年1回以上の利用で無料 通常は初年度無料 (2年目以降11,000円/税込) |
還元制度 | 永久不滅ポイント 国内0.75%、海外1% SAISON MILE CLUB(年会費4,400円)に登録すると 永久不滅ポイント0.05%+JALマイル1%に切り替え →JALマイル換算1.125% |
旅行傷害保険 | 国内・海外 最高5,000万円、家族も最高1,000万円の補償 ※利用付帯 |
旅行優待 | 空港ラウンジ利用料を優待 国内主要空港とダニエル・K・井上国際空港(ハワイ)は無料 海外:プライオリティ・パスに11,000円で登録可 大手旅行会社のパッケージツアー最大8%OFF 帰国時手荷物無料宅配サービス 他 |
日常での優待 | ショッピング、イベント、ジム等で優待 (例) ロフトでの買い物が優待日5%OFF イベントチケットの先行予約や割引販売 コナミスポーツクラブを法人会員料金で利用可能 |
ショッピング安心保険 | 購入した物品の破損・盗難を年間200万円まで保証 |
※このリンクから入会しても年会費実質無料にはなりません。
セゾンゴールドアメックスカードはこんな人向け
冒頭でお伝えした通り、このインビテーションでセゾンゴールドアメックスカードを作るメリットが大きいのはこんな人です。
JALの飛行機で旅行や出張をする。さらに以下のニーズを持っている人
- コスパ良く旅行系の特典を享受したい
- 日頃の決済でJALマイルを効率よく貯めたい
このカードの還元制度はJALマイルが貯まることが目玉です。
よってJALに乗る人にとってメリットが大きいカードです。
それでは旅行特典やJALマイルの還元について解説していきます。
コスパよく旅行系の特典を享受したい
セゾンゴールドアメックスカードは、飛行機での旅に安心・快適をプラスしたい人に役立ちそうです。
旅行系の特典が強化されているからです。
色々な特典がありますが、主に以下の2つです。
- 国内・海外の傷害保険
本人:最大5,000万円 家族:最大1,000万円
※ただし利用付帯。旅行代金や交通機関の代金をこのカードで支払うことが必要。
- 旅先でも手厚い保険がある安心感をプラス
- 空港ラウンジ優待
国内主要空港、ダニエル・K・井上国際空港(ハワイ)は無料、海外は年会費を11,000円に優遇
- 空港での疲労軽減。快適性をプラス
さすがゴールドカード。
一般カードと比べて相当充実しています。
「実質」とは言え、年会費無料でここまでのサービスはそうそう享受できるものではありません。
もちろん更に手厚いカードも存在しますが、それなりのコスト(年会費)がかかります。
しかしこのインビテーション経由でセゾンゴールドアメックスカードに入会すると、一般カードを超えたレベルの旅行特典を年会費実質無料で享受できます。
このコスパの良さが強みです。
日頃の決済でJALマイルを効率よく貯めたい
セゾンゴールドアメックスカードは、JALの陸マイル(フライトではなく日頃の決済で貯めるマイル)を効率よく貯めたい人にとって有用なカードと言えます。
ショッピングでのJALマイル還元率がなかなかのものだからです。
※JALマイルを貯めるには、SAISON MILE CLUB(年会費4,400円、以下SMC)への登録が必要です。
セゾンゴールドアメックスカードのJALマイル還元率は1.125%
年会費4,400円でこの還元率は、JALの陸マイルとしてはかなり優秀です。
ショッピングでJALマイルが貯まるカードを他にも調べてみましたが、年会費と還元率の相場はざっくりこんな感じです。
年会費10,000円未満のカードはほぼ還元率0.5%
年会費10,000円以上のカードも還元率はほとんど1%、よくて1.25%
※特約店での利用などは想定せず、カードを普通に使った場合の還元率です。
ここから考えると、セゾンゴールドアメックスカードのマイル還元制度は年会費のわりに還元率が高いです。
陸マイルを効率良く貯めたい人にとってはなかなか良いカードです。
余談ですが、特約店での買い物で還元率が上がるカードには魅力を感じません。
いちいち還元率を意識して店を選ぶのが面倒だからです(笑)
そういう縛りが無いのもシンプルで好きです。
補足:通常の還元制度について
SMCに登録しなかった場合、以下の還元制度になります。
- 永久不滅ポイントを還元
還元率:国内0.75%、海外1%
還元率がやや低い印象です。あまりうまみがありません。
気を付けること:SAISON MILE CLUB年会費の元を取れそうか
陸マイルをためるには、SMCへの加入が必要です。
そこで、マイルと航空券の交換でSMC年会費(4,400円)の元を取ることを考えます。
マイルには色々な使い道がありますが、航空券と交換するのが最も価値が高くなり、元を取るハードルが下がります。
年に何回航空券と交換すれば元を取れるか
例えば羽田ー伊丹の片道航空券とマイルを交換する場合、年に何回交換をすれば元を取れるのでしょうか。
【年1回】交換できれば元が取れそう
なぜならこの区間の最安運賃とSMC年会費4,400円を比較すると、年会費の方が安くなる可能性が高いからです。
例えば2022年10月3日(月)の運賃を見てみます。
羽田ー伊丹間の片道運賃は最安で8,110円でした(2022年7月18日時点)。
貯めたマイルは、8,110円以上の航空券と交換できることになります。
SMC年会費4,400円を支払っても損はしない計算です。
断定はできませんが、他の区間も運賃が4,400円を割ることはそうそう無いでしょう。
やはり1回でも航空券と交換できれば元を取れるのではないでしょうか。
ご自身が利用しそうな区間で元が取れそうか検証してみてください。
ご参考:JAL国内線運賃検索はこちら
そのためにはいくら分の決済をすればよいか
では年に1回伊丹ー羽田間の航空券分のマイルを獲得するには、年間いくら決済すればいいのでしょうか。
ザックリ【60万円】分の決済が必要
決済額の計算をしてみます。
JALの必要マイル早見表によると、羽田ー伊丹の航空券との交換に必要なマイル数は6,710マイル。
また、カードのマイル還元率(マイル/決済金額)は1.125%。
6,710マイル貯めるのに必要な決済額は
6,710マイル / 1.125% ≒ 596,445円(約60万円)
となります。
実際は、決済が複数回になるなどの要因で金額に誤差が出ます。
セゾンゴールドアメックスカードで年間約60万円分決済してマイルを貯める。
そして羽田ー伊丹の片道航空券と交換すればSMC年会費の元を取れるというわけです。
こちらについてもご自身が利用しそうな区間で計算し、決済の目途が立つか検討することをおすすめします。
なお羽田ー伊丹は決済額が最も少なくて済む(必要マイルが少ない)部類の区間です。
ほかの区間の場合、必要な決済額は(多くの場合増えるほうに)変動しますのでご注意を!
カード年会費(SMC年会費とは別)が無料になる条件を達成できそうかも要チェック。
条件は非常に緩いですが、念のため。
カード年会費無料の条件:年間1回(1円)以上のカード利用
私はセゾンゴールドアメックスカードを作るのか、作らないのか
ここまで解説をしておいてなんですが、私は申し込みを見送りました。
旅行や出張をあまりせず、飛行機移動もないからです。
このカードの特徴をおさらい
- 旅行系特典:手厚い傷害保険、空港ラウンジ優待
- JALの陸マイルの貯まりやすさ
旅行や出張が少ない生活では、手厚い保険も空港ラウンジ優待も活かせません。
飛行機に乗らない=マイルを貯める必要がないので、陸マイルが貯まりやすくても意味がありません。
いくら年会費が実質無料とは言え、持つメリットが薄いので見送りとしました。
ちなみに私はそれほど保険の充実したカードを持っていません。
普段は年会費無料のカードをメインで使い、海外旅行などで必要になったら保険会社の保険に入れば良いかなと思っているからです。
しかし頻繁に旅行や出張をする人にとっては、このカードの価値は上がると思います。
出かける度に保険会社の保険に入るのは手間ですからね。
補足(蛇足?)
保険会社の保険はカードの保険に比べると一般的に以下の傾向があるようです。
- 補償の対象範囲が広い
- 補償額が大きい
- 治療費の支払いを立て替えずにすむ
まとめ
今回はセゾンゴールドアメックスカードを年会費実質無料で作れるインビテーションについて取り上げました。
お得に感じるインビテーションですが、自分にとってカードを作るメリットがあるか悩むところです。
このカードは旅行系の特典が強化されていることから、入会メリットが大きいのは以下のような人でしょう。
セゾンゴールドアメックスカード
年会費実質無料インビテーションに申し込むメリットが大きい人
前提:JALの飛行機で、旅行や出張をする
- コスパ良く旅行系の特典を享受したい人
-
手厚い保険、空港ラウンジ優待
- 日頃の決済でJALマイルを効率よく貯めたい人
-
SMC入会でJALマイル還元率1.125%
※年間どれぐらい決済したらSMC年会費の元を取れるか要検討
(例)年間約60万円分決済すると、6,710マイルを羽田ー伊丹の航空券と交換して元を取れる公算大
私は旅行・出張をあまりせず飛行機移動も無いため申し込みを見送りました。
しかし、上記のような条件を満たす人には刺さるカードだと思います。
(追記)じゃあ私はどんなカードを使っているのか?と言う話ですが、それもいずれ記事にできればと思います。