どうも、みとま しんです。
セゾン投信が、「セゾン・グローバルバランスファンド」と「セゾン資産形成の達人ファンド」の運用管理費用(信託報酬)引き下げを発表しました。
私はセゾン・グローバルバランスファンドに投資しており、嬉しいニュースです。
ニュースリリースはこちら。
なお引き下げ幅は0.01%と小幅です。
しかしながら、投資先ファンドの経費率引き下げの反映ではなく、自社の取り分からの還元は評価できるポイントです。
新しい信託報酬は以下の通りです。
セゾン投信2つのファンドの運用管理費用(信託報酬)引き下げ
- セゾン・グローバルバランスファンド
0.57%±0.02%程度 → 0.56%±0.02%程度
- セゾン資産形成の達人ファンド
1.35%±0.02%程度 → 1.34%±0.02%程度
※税込。2022年3月11日より変更。
ファンドの純資産残高の増加で引き下げが実現
引き下げに至ったのは、2つのファンドの純資産残高が成長したからです。
運用管理費用とは、「純資産残高に対して〇%」という形で差し引かれるもの。
よって純資産残高が大きくなるほどセゾン投信の収益は大きくなります。
今回は、純資産残高が積み上がり収益に余裕が出た→運用管理費用を引き下げて顧客に利益を還元した…という流れです。
近年は純資産残高の増加ペースが加速していた
2022年3月上旬現在、セゾン投信の純資産残高は約4600億円です。
最近の下落で基準価額は下がったものの、2020年に3000億円を突破して以降、残高の増え方が加速していました。
受益者としてはそろそろ運用管理費用を下げてくれないかなぁと思っていたのですが、ここにきて実行してくれました。
今後も純資産残高の成長と、運用管理費用の引き下げに期待
運用管理費用の引き下げは喜ばしいニュースです。
とは言え、その水準はまだ満足いくものではありません。
今後も純資産残高の成長と、さらなる運用管理費用の引き下げに期待したいと思います。
最後にチクリとやってしまいましたが、4600億円の純資産残高の0.01%というと4600万円(1年間純資産残高が同じという前提のザックリ計算)。
これだけの収益を放棄する判断はなかなかできないものだと思います。
株式会社という利益を出すことを義務付けられた存在でありながら、こういう決断をできることには敬意を表したいと思います。
(追記)
先日の記事で、セゾン・グローバルバランスファンドのデメリットとして、運用管理費用の割高感と引き下げの動きが鈍い点を指摘しました。
まさかそれから数日で引き下げ発表とは、やられました(笑)