どうも、みとま しんです。
このたび私は「投信ブロガーが選ぶ！Fund of the Year 2023」に投票しました。
Fund of the Yearは、個人投資家の冬のお祭りです（公式HPはこちら）。
事情通の投信ブロガーがその年の推しファンドに投票。
投票結果がランキング形式で発表され、表彰も行われます。
Fund of the Year 2023の結果発表・表彰式は2024年1月20日（土）に開催されます。
近年はeMAXIS Slim 全世界株式（オール・カントリー）の強さが際立っています。
今年の一位も固いでしょう。
そんな中、私はどのファンドに投票したのか。
それは結果発表・表彰式の後に記事にしたいと思います。
この記事では投票報告と、Fund of the Year 2023のちょっとした考察をします。
投票報告記事としてはボリューム多めかもしれません。
投票報告以外にもこんなことに触れていきます。
- Fund of the Year 2023の概要、去年からの変更点
- 去年（Fund of the Year 2022）の結果を振り返り
- Fund of the Year 2023の投票結果が持つ大きな意味
- ある意味もっとも注目の、あのファンドについて
この記事をとくに楽しめるのは、こんな人です！
Fund of the Year 2023の内容や前回からの変化を知りたい。
前回Fund of the Yearの結果を復習して表彰式・結果発表を待ちたい。
Fund of the Year 2023の投票結果がもたらすインパクトについて考えたい。
セゾン・グローバルバランスファンドを保有している。
あなたがFund of the Year 2023を楽しむ助けになれば嬉しいです。
投信ブロガーが選ぶ！Fund of the Year 2023に投票
前回初めて、Fund of the Yearに参加した私。
これが2回目の投票です。
【関連記事】去年、初投票した時の記事です。
投信ブロガーが選ぶ！ Fund of the Year 2022に初参加＆投票しました【FOY2022】
今年はなかなか時間が取れず、投票を見送ろうと考えていました。
でも期限ギリギリの11月30日の夜に思い直し、滑り込みで投票。
何とか間に合った・・・はずです😅
投票したファンドについては、今回は内緒です！
以前、投信ブロガーの投票記事から票を集計し、Fund of the Yearでの発表前にランキングを発表するメディアがあったようなので。
（超有名投資ブロガーの水瀬ケンイチさんの記事で知りました）
投信ブロガーが選ぶ！Fund of the Year 2023とは
市井の個人にとって良いファンドの人気投票。
それがFund of the Yearです。
イベントの概要を公式HPから引用します。
証券会社の宣伝やうたい文句にまどわされず、自分たちにとって本当によいと思える投資信託を投信ブロガーたちが投票で選び、それを広めることで「自分たちの手でよりよい投資環境を作っていこう！」というイベントです。
引用元：投信ブロガーが選ぶ！ Fund of the Year 2023
投信ブロガーが選ぶ！Fund of the Yearは徹底的に市井の投資家の目線に立ったイベントです。
なぜなら運営しているのは、無償ボランティアの一般投資家有志。
そして推しファンドに投票するのも、一般の投資家（ブロガー）だからです。
投票結果は私たち「ふつうの人」にとっての良いファンドとは何か教えてくれます。
また、表彰式で発表される各投票者の投票コメントは必見です。
投票した人の思想が滲み出ており、読みごたえがあります。
最初の投票が行われたのが2007年。
今回が17回目の開催です。
20周年も見えてきたFund of the Year。
投信業界も無視できない、影響力あるアワードです。
投票方法
前回（Fund of the Year 2022）から投票方法が変わりました。
Fund of the Year 2023も同様のルールでの投票となります。
引用元：投信ブロガーが選ぶ！ Fund of the Year 2023
- 投票者は最大で3つの投資信託に投票できます。
- 投票順に、1つ目の投資信託には3点、2つ目の投資信託には2点、3つ目の投資信託には1点が自動的に配点されます。
- 1つ目だけの投票、1つ目と2つ目だけの投票も可能です。
投票期間
2023年11月1日から11月30日まで
投票結果発表・表彰式
Fund of the Year 2023の投票結果発表・表彰式は、有観客で行われます。
前回のFund of the Yearは、コロナ禍の影響でオンラインのみでした。
有観客での結果発表・表彰式の復活は喜ばしいですね。
きっと盛り上がるでしょう。
会場は都内。
オンライン配信も予定されています。
結果発表・表彰式の日時：2024年1月20日（土）
参加にはチケットが必要です。
開催1ヶ月前頃の販売が予定されています。
ご購入は公式HPをご確認ください。
結果発表・表彰式に参加できなくても大丈夫です。
例年、イベント後しばらくするとHPに結果と投票コメントが表示されます。
メディアに結果が載ることもあります。
X（旧Twitter）版のFund of the Year 2023も同時に開催
X（旧Twitter）版のFund of the Year 2023も同時開催されます。
前回試験的に開催され、今年も開催されることになりました。
YouTuber版は今年は開催されません。
前回の投票者数が極端に少なかったので仕方ないですね。
ただ、YouTuberが投票できなくなったわけではありません。
投信ブロガー版のFund of the Year 2023への投票が可能です。
Fund of the Year 2022（去年）の投票結果
ここでFund of the Year 2022（去年）の結果を振り返ってみましょう。
投信ブロガーが選ぶ！Fund of the Year 2022の結果（10位以内）
| 1位 | eMAXIS Slim 全世界株式（オール・カントリー） |
| 2位 | ＜購入・換金手数料なし＞ニッセイ外国株式インデックスファンド |
| 3位 | eMAXIS Slim 米国株式（S＆P500） |
| 4位 | バンガード・トータル・ワールド・ストックETF（VT） |
| 5位 | eMAXIS Slim 先進国株式インデックス |
| 6位 | セゾン・グローバルバランスファンド |
| 7位 | ひふみ投信 |
| 8位 | 楽天・全米株式インデックス・ファンド |
| 9位 | 結い2101 |
| 10位 | 農林中金＜パートナーズ＞長期厳選投資 おおぶね |
表は公式HPをもとにみとま しん作成。
#TwitterFundOfTheYear2022（β）の結果（10位以内）
| 1位 | eMAXIS Slim 全世界株式（オール・カントリー） |
| 2位 | 農林中金＜パートナーズ＞長期厳選投資 おおぶね |
| 3位 | eMAXIS Slim 全世界株式（除く日本） |
| 4位 | セゾン・グローバルバランスファンド |
| 4位 | eMAXIS Slim 米国株式（S＆P500） |
| 6位 | ＜購入・換金手数料なし＞ニッセイ外国株式インデックスファンド |
| 6位 | eMAXIS Slim 全世界株式（3地域均等型） |
| 8位 | バンガード・米国高配当株式ETF |
| 8位 | 農林中金＜パートナーズ＞長期厳選投資おおぶねグローバル |
| 8位 | 結い2101 |
| 8位 | 楽天・インデックス・バランス・ファンド（株式重視型） |
| 8位 | SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド |
| 8位 | MAXIS 全世界株式（オール・カントリー）上場投信 |
| 8位 | eMAXIS Slim バランス（8資産均等型） |
表は公式HPをもとにみとま しん作成。
とにかくeMAXIS Slim 全世界株式（オール・カントリー）が強い。
私もいいファンドだと思います。
また投票者のコメントから、ファンドの評価ポイントも見えてきました。
インデックスファンドの評価ポイント
- 投資に手間がかからない、簡単
- 低コスト
- 幅広く分散投資できる
- 運用精度の高さ
アクティブファンドの評価ポイント
- 運用方針に共感できる
- 個別企業を応援できる、つながっている感がある
- 運用実績がいい
そしてインデックス・アクティブに共通して重視されていたことがあります。
それは「顧客に誠実であること」です。
今年のFund of the Yearでも、きっとそれは変わらないでしょう。
【関連記事】Fund of the Year 2022の結果から、「選ばれるファンド」の条件を考えてみました。
「投信ブロガーが選ぶ！Fund of the Year 2022」結果発表！投信選びの勘所とは
Fund of the Year 2023（今年）の投票結果は、大きな意味を持つ
2024年を目前にした今、Fund of the Year 2023の結果は大きな意味を持ちます。
なぜならランクインしたファンドは、2024年から始まる新NISAでも選ばれる可能性が高いからです。
Fund of the Year 2023で入賞するのは、どんなファンドでしょうか。
投信ブロガーやX（旧Twitter）ユーザーが、新NISAで積み立てたい商品でしょう。
ランクインしたファンドは、新NISA開始直前の時点で顧客をつかまえているわけですね。
また、来年は多くの個人投資家がFund of the Year 2023のランキングを目にするでしょう。
信頼できるアワードで選ばれた実績は、新NISAでの購入を加速させるのでは。
逆に、Fund of the Year 2023で選ばれなかったり評価を下げたファンドは厳しいですね。
新NISAを境に資金流入が細る可能性があります。
新NISA開始直前でも顧客を確保できておらず、今後の顧客獲得でも不利だからです。
1800万円分もの非課税枠を持つ、新NISA。
この枠内で投資を完結する人も少なくないはず。
その枠で選ばれないとなると、ファンドの行く末は暗くなります。
Fund of the Year 2023の投票結果は、新NISAで選ばれるファンドをまばゆく照らすでしょう。
同時に、選ばれずに消えゆくファンドを決定づける契機にもなると思うのです。
どうなる！？セゾン・グローバルバランスファンド
前回、私が投票したセゾン・グローバルバランスファンド。
セゾン投信が運用しています。
過去16回のFund of the Yearで、10位以内への入賞が14回。
入賞回数ナンバーワンのファンドです。
しかし、今回もランクインするかは見通せません。
今年の6月、創業者の中野会長の退任という大きな衝撃が襲ったからです。
【関連記事】中野さん退任直後の心境を綴っています。
【衝撃】セゾン投信、路線対立で中野会長が退任｜どうしよう！これからの積立投資
その月の資金流入は大きく減りました。
グロバラには毎月20～30億円の資金流入がありましたが、2億円弱の流入に。
セゾン投信には相当数の怒りの連絡もあったようです。
セゾン投信は、顧客との対話ミーティング（中野会長退任の説明会）を各地で実施。
その甲斐あってか、現在グロバラへの資金流入額は元の水準に戻り安定しています。
資金流出入の観点では落ち着きを取り戻したセゾン・グローバルバランスファンド。
セゾン・グローバルバランスファンドは今年も入賞できるのでしょうか。
そして、事情通のブロガーたちはどう評価しているのでしょうか。
個人的にはFund of the Year 2023で一番の関心ごとです。
まとめ：
大きな意味を持つFund of the Year 2023の投票結果。どうなる、グロバラ！
このたび私は、「投信ブロガーが選ぶ！Fund of the Year 2023」に投票しました。
冬の投信ブロガーのお祭りにまた参加できて嬉しく思います。
今年は有観客での投票結果発表・表彰式が行われます！
会場は都内。
オンライン配信も予定されています。
結果発表・表彰式の日時：2024年1月20日（土）
参加にはチケットが必要です。
開催1ヶ月前頃の販売が予定されています。
ご購入は公式HPをご確認ください。
投票の結果を通して、新NISAで選ばれる投信が見えてきそうです。
その意味で、Fund of the Year2023のランキングは大きな意味を持つでしょう。
そして、セゾン・グローバルバランスファンドに下される評価は。
注目していきたいと思います。