(長文になりましたので、記事を4回に分けました。この記事は第1回目の記事です。)
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どうも、みとま しんです。
セゾン投信が運用する、セゾン・グローバルバランスファンド(以下グロバラと略します)。
設定から15年が経つ老舗バランスファンドです。
このファンドには根強いファンがいる一方で、オワコン扱いする声もあります。
グロバラへの投資を検討している方や、既に積み立てている方の中には、今後の投資を迷っている人もいるのではないでしょうか。
実は私も、迷いながらグロバラへの積み立てを10年以上継続してきました。
今回は、10年グロバラを積み立てる中で感じたメリットとデメリットをお伝えします。
また、私自身が今後グロバラに投資をするかについてもお話します。
グロバラへの投資を迷っている方の判断の助けになればと思います。
先に結論です。
セゾン・グローバルバランスファンド
- メリット:投資を続けやすい
- デメリット:運用コストの割高感
私の場合→かろうじてメリットが勝り積立投資を継続
まずはメリットから解説していきます。
セゾン・グローバルバランスファンドのメリット
冒頭でお話した通り、グロバラのメリットは投資を続けやすいことです。
その理由を挙げます。
投資を続けやすい理由その1 納得度の高い運用方針
第一の理由が、納得度の高い運用方針です。
運用方針に納得も得心もいくからこそ、相場の荒波に揉まれても投資を継続することができます。
グロバラの運用方針について見てみましょう。
腹落ち感と安心感のある資産配分
とにかく資産配分に腹落ち感と安心感があります。
グロバラの株式・債券の地域別の配分は、それぞれの時価総額を勘案して決定されます。
そして、時価総額の変化にも追従。
要は世界の株式・債券市場を再現し、その変化を反映し続けるのです。
グロバラに投資するということは、世界の株式・債券市場のミニチュアを買うということです。
国際分散投資をする上で、分かりやすく、腹落ちしやすい配分と言えます。
また、株式・債権比率は50:50。
株式にも債券にも肩入れしない、この組み入れ比率が好きです。
私には、未来の株式・債券市場の値動きは分かりません。
ならば、両方に均等に投資しておくのは悪くない判断だと思います。
大勝ちはできません。
しかし株式がダメな時も、債券がダメな時も、ソツなく対応できます。
その中庸さが安心感を生みます。
為替ヘッジなし
グロバラは為替ヘッジをしていません。
それでOKです。
私は為替ヘッジコストでリターンを削るより、為替変動による損失や収益を受け入れます。
また、長期で見れば為替の影響は無くなるという考え方があります。
実際、先日参加したセゾン投信の運用報告会では、設定来(15年間)のグロバラの成績に対し、為替の影響はほぼゼロとのことでした。
このことからも、為替ヘッジをしない運用方針に納得しています。
納得度が高いと、投資を続けやすい
長期投資を続けていくためには、ファンドの運用方針への納得感が不可欠です。
グロバラの資産配分には、唯一無二の腹落ち感と安心感があります。
また、余計なコストをかけず、長期で為替の影響を無くしていくという考え方から、為替ヘッジをしない点も受け入れやすいです。
グロバラの運用方針は、筋が通っていて納得できます。だから運用中に相場が荒れても、落ち着いて投資を続けられます。